「いと高き方の隠れ場に住む者は、全能者の陰に宿る。」(詩篇91:1)
最近、地球に近づく隕石(いんせき)のことがニュースになっていますが、二、三年前木星についての話題がニュースになったことがあります。木星は、太陽系の中の惑星の一つで、水星・金星・地球・火星・木星の順に五番目の惑星です。
木星は大きな惑星で、高温のガス(気体)であると言われています。その直径は地球の約十一倍、その重さは地球の約三百倍です。(木星上での物質の重さは、地球上の1.2倍です。)
天文学者たちは、五、六年程前から木星の大きな引力が地球を守っていることに気付きだしました。それは、木星の引力の影響によって、接近してくる彗星や流れ星が地球に衝突しないで、それて行ってしまったり、地球に落ちて来ないで、木星に落ちて行くからです。科学者は、もし木星がなかったら、彗星や流れ星が地球に落ちて来たに違いないと考えるようになりました。木星がない状況を想像してみると、頻繁に落ちてくる隕石(いんせき)の雨によって地上の植物や動物は破壊されてしまうことでしょう。実際1994年7月に、シュウメイカー・レビ9と言う彗星が木星の中に突入しました。その衝撃は非常に大きな破壊力を持つもので、現在人類の保有する全原子爆弾を同時に爆発させた時の破壊力よりも大きなものであったといわれています。
木星が地球に与えるもう一つの祝福があります。安定した木星の円形軌道が私たちの住む地球の軌道を安定させています。そのことによって、地球は太陽にあまり近付かず、遠ざからず、生き物のために安定した温度が保たれ、また、水も確保されています。
カーネギー・インスティテューションの天文学者であるアラン・ボスさんは、木星が地球を守っていることを高く評価し、次のように言っています。「木星は、私たちを守る最先端の防御線です。それには、99.9パーセントの効率があり、地球に近付いて来る全ての危険物を宇宙に投げ返しています。」また、同じカーネギーの天文学者であるポール・バトラーさんは、木星が太陽系にある危険物を吸い取る「引力の電気掃除機」であるとも言っています。このように、木星の祝福は科学的に説明されたのです。
人間は永い間、木星の祝福に気が付きませんでした。人間は多くのことについて神様の祝福があることに気付いていません。見えないからです。しかし神様は、私たちを愛し、私たちを守って下さっています。「主は、ご自分の羽で、あなたをおおわれる。あなたは、その翼の下に身を避ける。主の真実は、大盾であり、とりでである。」(詩篇91:4)これは、私たちを守っておられる神様を描写しているおことばです。詩人トップレイディーは、キリスト者に神様の特別な守りがあることを詩っています。「千歳の岩よ、我が身を囲め、裂かれし脇の、血潮と水に、罪も汚れも、洗い清めよ。」(讃美歌260番)
主よ。与えられる多くの祝福に慣れてしまい、感謝の乏しい心をお赦し下さい。目に見える祝福だけでなく、目に見えない多くの祝福を心から感謝します。