「私の人生を支配しておられるお方を知って その1」 <教会便り 2004年8月号より>
- モラレス・アーウィン -
※今月はモラレス・アーウィン兄のお証しを紹介します。アーウィン兄は現在タルボット神学校で奥様ののりこ令子姉とともに学んでおられます。2003年12月に当教会の会員となられ、ベレヤ会や聖書研究での御奉仕を担当してくださっています。アーウィン兄の信仰の基盤となったものは何だったのでしょうか・・・


 私はフィリピンという国に生まれました。大抵のフィリピンの人は名ばかりのクリスチャンです。毎週日曜日に教会へ行きますが、神様がなさったことについて、あまりよく理解していません。そして、フィリピンのカルト宗教に入っていた父と結婚した母も同様でした。

 私が子供の時、父は自分の宗教を私に教え込み、キリストの十字架を理由にクリスチャンの神は死んだ神だとキリスト教を馬鹿にしていました。私はキリストは復活したということを教わりませんでした。

 ところが皮肉にも、小学校に入学する時に、母は私を小学校から高等学校までミッションスクールに入れ、そこで私は聖書とイエスキリスト、キリストの死と復活について学びました。ですから結局クリスチャンの神は死んでいないということを学びました。しかし、私はなぜキリストが死なれ、よみがえられたのかをよく理解していませんでした。

 私にとっては、キリストが死なれた理由は、私が神の愛に気づき、よい人間になるようにいっそう努力し、神様の好意を得て天国に入れてもらうことが出来るようにすることだと思っていました。そして私はそのとおりにしました。私はいい人間になれば天国に入れてもらえると思って一生懸命頑張りました。しなければいけないことと、してはいけないことのリストを持っていました。従うようにと教えられていた十戒を守る努力をし、毎週日曜日に教会に行きました。日曜日に教会へ行くのはたやすいことでしたが、父と母に従うのは一番難しいことでした。他人を怒ったり見下したりしないようにしました。うそをつかないようにもしました。そして努力して失敗してしまうと、神父のところへ行って罪を告白しました。そして犯した罪に応じて主の祈りを2回から10回祈るように命じられました。私は自分がクリスチャンだと思っており、死んだら必ず天国へ行けるようにしたいと思っていました。私にとってその唯一の方法は良い人間になるということでしたが、一生懸命頑張れば頑張るほど、いっそう難しくなってくるのでした。良い人間になることは、人の生まれつきの性質とは正反対のことです。

 私が大学に入学した頃、母はプロテスタントのクリスチャンになりました。そして母は私もプロテスタントのクリスチャンになるように言いました。私は母の言っている事がよく分からなかったので無視したり、あまり説得がしつこいときは怒ったりしました。同じ頃、私の尊敬する友人が、よい人間になることは、神様にとって十分ではない理由を教えてくれました。私はもし完璧な人生が可能だったとして、たとえそのような人生を歩んだとしても、天国へは入れないということを後に知りました。私が子供の時に理解できなかったこと、つまりなぜイエスキリストが死ななければいけなかったのかをその友達が説明してくれました。(次号につづく
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