「神の約束」
 <教会便り 2009年5月号より> - 松木祐三師 -
※ 松木祐三師は1935年愛媛県に生まれ、東京聖書学院(ホーリネス教団)アズサ大学、ゴルデンゲイト神学校、アジア神学大学院を卒業。東京聖書学院教授、八王子ホーリネス教会、陣馬高原キリスト教会牧師を歴任。樋口信平師と共に上梓された「今日ダビデの町で」という書の中につぎのようなお証しを残しておられます。今回は母の日にちなんで、「母の祈り」の大切さを教えられるこのお証しをここに紹介させていただくことにします。

 神の約束事は、短期間のものではありません。私たちはどうしても「今すぐ」の答えをほしいのですが、神は今の私たちの必要をご存知なのでないでしょうか。それは神のご計画の中に組み込んでおられるはずです。約束の神を、私たちは生涯を通して見上げていこうではありませんか。神は約束を通して、大きい祝福を与える用意をしておられるのです。

 わたしには、二人の兄がいます。その内の一人は60歳を過ぎてクリスチャンになりました。両親がクリスチャンであったため、私たちは皆、幼少のころから神の恵みに預かっていました。兄も同じでした。幼いとき恐ろしい病いにかかり、死ぬばかりになったのですが、不思議な神の御手によって癒されたのです。

 しかし、戦争などがあり教会も閉鎖され、彼は入信の機会を失いました。兄はよい人柄で、わたしも尊敬しています。でも、両親はイエス・キリストの救いの恵を彼に分かってもらいたく、天国に入ってもらいたいと願い、とくに母は祈っていたと思います。しかし、両親が生きている間は、神の答えはありませんでした。ところが両親が天に召されたあとで祈りの結果が表されたのです。

 私たちは、なぜ神様がそのようになさるのかは分かりません。ただ、確かなことは、神は私たちのことを知り、祈りを聞いて下さっているということです。

 私たちは、神の救いのご計画を系図を通して学びました。摂理のみ手によって、私たちを導かれる神を信じたいと思います。たとえ罪の中にあると分かっていても、イスラエルの民を救われた神の憐れみと愛を信じたいと願います。このようにして神の民は作り上げられるのです。
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